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【丁寧解説】物件選びから入居までの道のり 新築戸建編

当ページをご覧いただきましてありがとうございます。
ここではエージェントワンスタッフがお客様に実際に応対しているイメージを元に、マイホーム取得までの道のりを解説していきます。

今回は多くの方が検討される「新築戸建」に焦点をあてて進行していきたいと思います。シーン毎に必要な書類等も記載してありますので、是非ご活用くださいませ。

STEP01. 物件選び

何はともあれ気に入った物件と巡り合わない事にはマイホーム取得の話が進みません。当店では以下の点に気を付けて物件をご紹介しています。

①お客様の希望条件に合っている事
②物件のメリットデメリットを正確にお伝えする事
③物件の周辺環境も併せてご案内する事
④物件のコンセプトや特長をご説明する事


①「お客様の希望条件に合っている事」については特に注意するように心がけています。

例えば「南道路物件」をお探しの方がいたとして、その方が「陽当りが良い」事が理由で南道路物件を条件としていた場合、南道路以外の陽当たりが良い物件を多く見過ごす事になります。本当は「陽当りが良い」事を求めていた方が、陽当りが良いのは「南道路物件」という先入観があったが為に好条件の物件に巡り合えなかったケースです。

②の「物件のメリットデメリットを正確にお伝えする事」も必ずするようにしています。
③「物件の周辺環境も併せてご案内する事」にも通ずる事ですが、一見平坦地の様に見える物件でも、各方面(スーパーや駅、小学校等)へのアクセスは起伏のある道を通らなければ移動できない物件はその旨を、南側に建物が無い現状でも将来に亘り大きな建物が建ちうる場合は懸念材料として伝える事等、良い事ばかりを羅列しない事に注意しています。

③は生活の基盤の駅、スーパー、学校等がどこのどの位置にある事もご案内の際中にお伝えしております。

④一生に一度の買い物である住宅を安心してご購入いただけるよう物件のコンセプトや特長、更にアフターサービスのご説明をさせていただきます。

必要なもの

特にございません

STEP02. 資金計画

記事の都合上STEP2としましたが、住宅ローンの支払いに無理があったらいけませんので、STEP1の物件選びとほぼ同時に行います。

欲しい物件に巡り合っても、住宅ローンが家計を圧迫してしまっては折角のマイホームも嬉しいものではなくなってしまうと思います。

それだけではなく、希望金額の承認がおりないケースであれば自己資金を余分に用意する必要があります。お金に関する不安をなるべく取り除くよう、資金計画は序盤で行います。

購入する決断をするには大変な労力が必要な事と思いますし、実際に私が購入する時もそうでした。その労力を無駄にしない為にも、マイホーム取得の序盤の段階でキチンとした計画をたてる事を心がけています。

無理のない住宅ローンの支払額とは?

現在の家賃を目安とする事がよい方法だと思います。

以下に例を挙げてみました。

例:現在の家賃 100,000円(管理費・駐車場込み)

住宅ローン借入額の目安:3,700万円
月々の支払い額:100,610円 ※ボーナス払い無し
(元利均等返済・金利0.775%・35年)

必要なもの

・源泉徴収票
・個人事業主の方は確定申告書を3期分
・カードローンやオートローン等の借り入れがある方は、借り入れの内容が分かるもの

STEP03. 物件の見学・内覧

物件を見学・内覧に行く際は私たちスタッフは 実はあまり喋りません。

ゆっくり物件をみて頂きたい事もそうですが、物件を決める際にはお客様の直感による ところもあると考え、あまり邪魔にならないようにしています。補足として、物件のメリット・デメリット、コンセプト等の 特徴をお伝えし、疑問点があれば その場で応対致します。

物件をみるポイントは様々ございますが、見落としやすい点として

①隣地者が越境しているものがないかどうか
隣地者の木やフェンスの一部等がこちら側へ越境している場合があります。引渡し前に越境物は全て取り除く事は当然ですが、伸びてくる木等は今後越境する可能性がございます。今後付き合いがある隣地者との事ですのでキチンとチェックしたい所です。

②周辺道路が4m以下の物件の場合
4m以下の道路は基本的に車のすれ違いができないので、窮屈に感じるかもしれませんが将来的にセットバック(※後述)があるとすれば見違えるような物件になるはずです。
建て替えを要するような建物が周辺に多くある場合は必然的に可能性が高くなりますので、好物件を見逃さないよう注意が必要です。

セットバックとは

建物を建てる場合、建築基準法では4m以上の道路に2m以上接していないといけません。
しかし、この建築基準法は昭和25年に制定されたもので法整備以前に建物はもちろん建っていましたから、やけに細い道があったりなかったりするのはその辺りが理由です。

そこで4mに満たない道路を2項道路(みなし道路)とし、再建築する際には道路の中心から2mの幅をあけて敷地を後退し、道路部分に提供しなければいけません。

例外等ございますが、この後退するという行為をセットバックと称しています。

必要なもの

特にございません

STEP04. 住宅ローン商品の選定

購入希望の物件が無事に見つかりましたら、次は住宅ローン商品を選んで頂きます。

一口に住宅ローンといっても、その内容は金融機関によって様々で、さらに情勢により変化がある流動的なものです。

その時の一番条件が良いものを筆頭にいくつかの商品をご提案し、これだというものをお客様が選んで頂く方法を提案しております。
もちろん、お客様ご自身のみがお選び頂いた商品をご利用頂いても結構です。

お客様の手間を減らす為、お申し込みや金融機関とのやりとりは当店が代行して行います。仮審査、本審査を経て融資承認を確約した状態で次のステップへ進みます。

必要なもの

・本人確認書類(運転免許証など)
・健康保険証(お勤め先を確認する書類として)

STEP05. 重要事項説明と売買契約

宅地建物取引業法に基づきまして、その物件の事を端から端まで細かく説明致します「重要事項説明」という作業をします。

ご案内やローン選定の時点である程度は物件のご説明があるかと思いますが、更に詳しい内容で、その物件の事が全て書面で分かるような内容です。

重要事項説明後、ご納得頂きましてご契約という流れになります。

売買契約書に署名・捺印頂きましたら予めご用意頂いた「手付金」を売主様にお預かり頂きます。

手付金

一口に手付金といっても様々な捉え方があります。

①契約をしましたという「証約手付」
②手付金を放棄、または手付金倍返しで契約を解除する事ができる「解約手付」


また手付金の重要な働きの一つに「双方の責任の対価」という考え方がございます。

売買契約後に買主が買うことをやめてしまったら、その期間売主は他の買い手を逃すことに。
一方で売主が売ることをやめてしまったら、買主は引っ越しの準備や作業が白紙になってしまいます。

売買契約をより確たるものにする為に、手付金を「双方の責任」とし契約の履行をお互いにスムーズに進めていきましょう、仮にダメになってしまっても手付金を放棄(買主)、倍返し(売主)でお互い納得しましょう、という意味があります。

手付金額にご不安な方はお気軽にお申し付けくださいませ。

必要なもの

・印鑑(実印、無ければ認印)
・収入印紙
・本人確認書類(運転免許証など)
・手付金

STEP06. 住宅ローンの本申込みと各種保険の選定

無事に契約が完了しましたら、融資承認が出ている金融機関に住宅ローンの本申込みをし、その後、ローン契約(金銭消費貸借契約)を金融機関と交わします。

また、引渡し日に向けて火災・地震保険をお選び頂くのも同時期になります。この時期から選び始めれば期間的に猶予がありますので、じっくりお選び頂いても結構です。
ご自分でお選び頂く他、当店でもお取扱いしております。

必要なもの

・住民票
・課税証明書
・印鑑証明書
・健康保険証
・個人事業主の方は納税証明書
※金銭消費貸借契約時に必要なものは金融機関により異なります。

STEP07. 引越し前の物件確認・採寸作業

お引渡し前に物件の確認をします。
主な内容はキズや可動部分のチェックで、修繕箇所があれば お引渡し前迄に修繕いたします。人の手で作るお家がまったく修繕箇所がないのは少なく、画像のようにどこかしらに塗装もれや汚れなどがございます。
他にもクロスのたるみやしわ、汚れなどもその対象です。

また、この日は物件を再度ゆっくり見れる日でもあります。
メジャーを持参されてカーテンや家具類の採寸をされるお客様が多く見受けられます。

この日から数週間程度でお引渡しとなりますので、家具をアレコレと悩む事も含め丁度良い機会かと思います。

必要なもの

・メジャー等の計測器

STEP08. 物件の引き渡し・決済

物件が法的に完全に自分のものになるようにする「登記」と、その日から何があっても大丈夫なように「火災保険の適用」の作業をし、お家のカギと建物に係る書類を受け取って引渡し完了となります。

必要なもの

・実印
・通帳
・通帳印
・本人確認書類(運転免許証など)

STEP09. 引越し・ご入居

いよいよ引越し、ご入居となり新生活がスタートします。

ここまでお付き合い頂きましてありがとうございます。

お住まいになられました後、お困りの事がございましたらどうぞお気軽にお申し付け下さいませ。

STEP10. Q&A

Q. 頭金って必要なの?

A. 0円で大丈夫です。諸費用も住宅ローンで組めます。頭金にご不安なお客様はお気軽に申しつけ下さい。

Q. 家を購入するのに必要な諸費用ってどの位なの?

A. お客様が購入されます購入物件(土地・新築戸建・中古戸建・マンション等)やお客様の購入条件(現金又は、住宅ローン使用)により異なります。登記費用・住宅ローン費用・仲介手数料等、物件価格の5~7%を目安にして下さい。

Q. 家を購入するには何から準備したら良いの?

A. 住宅ローンを利用する事を前提として後々に必要となる本人確認書類や健康保険証、源泉徴収票などの給与に係る書類をご用意いただきますとスムーズです。

Q. 建物が完成していないのでイメージが湧きにくいんですが?

A. 売主設計士により、無料にてプレゼンテーション致します。次に同仕様の実際に建築されている物件(モデルハウス等)をご覧頂き、ご説明させて頂きます。ご安心下さい。